10月・11月の季節のほうじ茶

丸八製茶場が毎月数量限定で発売している「季節のほうじ茶」は、
さまざまな品種の茶葉を、その個性が生きる焙煎で仕上げた焙じ茶です。

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丸八製茶場では毎月限定の商品として「季節のほうじ茶」を販売しています。

日本茶が多く取り上げられるようになりつつある今、日本で生産されるお茶の約7割を占める品種「やぶきた」だけでなく、個性豊かな品種や、さまざまな製法にも注目が集まってきています。

丸八製茶場の「季節のほうじ茶」は、そうした新しい品種を中心に使用し、茶葉の個性とそれを引き立てる焙煎の技術で、焙じ茶の香りとおいしさを追求していくために生まれた商品です。

10月と11月の「季節のほうじ茶」は、「萎凋香(いちょうか)」を特徴とするものです。

緑茶や焙じ茶をはじめとする日本茶は、不発酵茶と呼ばれ、摘み取ってから時間を置かずに蒸したものが一般的です。しかし、最近では「萎凋」と呼ばれる発酵(茶葉の中の成分が酸化すること )による香りを楽しむものが増えてきました。同じ品種でも製造過程によって異なる香りを発するお茶の魅力を、どうぞ楽しんでください。

10月の「季節のほうじ茶」は
甘く個性的な香りの「藤かおり」。

10月の「季節のほうじ茶」は、「藤かおり」です。「藤かおり」はインドからもたらされた紅茶向けの種子を日本茶向けに改良を重ねて生まれた品種です。

品種として紅茶に由来がある「藤かおり」ですが、今回の「季節のほうじ茶」は、紅茶をつくる際に必ず行われる「萎凋」と呼ばれる工程を経てつくられました。この「萎凋」は、蒸す、炒るなど熱を加える前に生の茶葉を放置して萎れさせる工程のことで、独特の「萎凋香」と呼ばれる華やかな香りが生まれます。

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「藤かおり」の茶葉は大きく、ダイナミックな形状です。 この茶葉の形状も楽しんでいただくため、大きな形状をいかす焙煎を行いました。

「藤かおり」は、蒸して緑茶として仕上げると、ジャスミンのような香気を放つといわれています。現在発売されている丸八製茶場の「焙茶noma(ノマ)」は、萎凋後、蒸した「藤かおり」を焙煎したもの。「季節のほうじ茶」の「藤かおり」は、蒸すのではなく、釜炒りで仕上げたものを焙煎したことで、より濃厚で深みのある甘い香りを出すことができました。

蒸した茶葉を焙煎した「焙茶noma」と、釜炒りした茶葉を焙煎した「季節のほうじ茶」の「藤かおり」。同じ品種の、加工方法による違いを比べてみてもいいかもしれません。

どこかオリエンタルな雰囲気が感じられる今回の「藤かおり」。ストレートで温かくいただくのはもちろん、紅茶のような風味をいかしてアレンジティーとして楽しむのもお勧めです。


*「藤かおり」は2021年10月1日発売です
*10月・数量限定商品です。
 限定数に達した場合は販売終了とさせていただきます

11月の「季節のほうじ茶」は
香りにこだわった「ブレンド21-11」。

11月の「季節のほうじ茶」は、「ブレンド21-11」です。「べにふうき」、「香駿」、「印雑131」の3品種をブレンドしました。使用したのは、いずれも個性的な香りのお茶づくりをされている丸高農園の茶葉です。

日本で主流だった緑茶が、茶葉を発酵させない不発酵茶だったため、「藤かおり」の記事でもご紹介した「萎凋香」は、放置させてしまった茶葉の香りとして好まれなかった時代もあります。しかし、最近では若い世代を中心に、この香りに注目が集まっています。

丸高農園は、そんな「萎凋」について研究を重ね、「萎凋香」をいかしたお茶づくりに取り組んでいる茶農家です。

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ブレンドの割合は「べにふうき」が約半分。 後の半分を「香駿」、「印雑131」が占めています。

萎凋させた茶葉は、より華やかでフルーティな香りが生まれます。
「べにふうき」の深みある香りと力強いコク、その奥で広がる甘み。その後に「香駿」と「印雑131」のフルーティーな余韻が楽しめます。

3種類の茶葉の香りが絡み合った個性的な焙じ茶を、暖かいお部屋の中でゆっくりとお楽しみください。

丸高農園
https://www.marutaka-farm.jp/

*「ブレンド21-11」は2021年11月1日発売です
*オンラインショップでの販売はございません
*11月・数量限定商品です。
 限定数に達した場合は販売終了とさせていただきます

藤かおり

藤かおり