冬のおくりもの
2015年11月13日 更新
昔から続いているあたたかい贈答の習わし、「お歳暮」。
年越しに塩鮭、するめ、数の子、塩ぶり、魚介類の干物などを祖先の霊に供えた「御霊祭」(みたままつり)の名残りで、それらの供え物を両親、近所の人に配ったことにはじまります。
その後、年末に帰省できない子どもや遠方に住む親戚が供え物を本家に贈るようになり、やがて、日ごろお世話になっている人への感謝を贈り物の形に表すようになりました。
関東では12月に入ったら、関西では新年への準備を始める「事始め」(12月13日)以降に贈ることが多いようです。
いずれの場合も、遅くとも新年の準備で慌ただしくなる12月25日頃までにはお贈りするのが一般的です。
丁寧にいれたお茶をゆったりと楽しむひととき。
暮れのごあいさつに、上質なお茶の時間を贈ってみませんか。